皆さんは今日も忙しいですか？現代に生きている僕たちには、やるべきことが山積みで、やるべきことがすべてなくなるという事はありません。本記事では、大学時代やるべきことから逃げまくった僕が、「やるべきことに押しつぶされない為の考え方」と「その考え方を実践して失うもの」を書いています。
今やるべき事はいつかやらなくて良くなる
レポート、仲間との約束、SNSの返信、読みかけの小説を読む、エトセトラ。今自分がやるべき事は無限にあります。そしてこれらには、ある程度締め切りがあります。レポートや約束はもちろんの事、SNSの返信や読みかけの小説を読む事にも、ある程度やるべき時期というのは決まっています。締め切りに追われる感覚、苦しいですよね。しかし、見方を変えれば締め切りはゴールテープにもなるのです。
締め切りが来た時、やるべき事はやらなくても良くなります。レポート、締め切りが来たら書いてもしょうがないですよね。約束、何度かは締め切りを伸ばしてくれるかもしれませんが、いつかは相手が諦めます。SNSの返信、今更返したってい仕方ないですよね。読書、もう興味がなくなっています。締め切りをデットラインと言う事がありますが、その死はタスクにとっての死であり自分が死ぬわけではありません。
勿論、はじめは締め切りを破るのは心苦しいかと思います。大丈夫です。そのうち慣れます。正直完全に罪悪感がなくなる事はありませんが、締め切り間際の幾許かの居心地の悪さをやり過ごせば締め切り後の解放感が待っています。僕は大学時代、この方法でいくつものタスクを無効かしてきました。
動機・信用・能力を失う
とにかく締め切りまでやり過ごす、この考え方が出来れば短期的には人生が凄く楽になります。そう、短期的には。しかし、長期的にはたくさんの物を失います。それは、自分の中の動機であり、他人からの信用であり、身につくはずだった能力です。
まず「やらなきゃ」という動機がなくなります。一つやらなくなると、自分の中のやらないハードルがどんどん下がり、いろいろな事をやらなくなります。これが慣れるって事で心を楽にはしてくれるんですが、もちろん自分を制御することは出来ません。当初想像していたよりも本当に沢山のことを諦める事になり、人生に支障をきたし始めます。１つのレポートを諦めると、１０個のレポートが書けなくなると考えてください。
そして、約束を破れば人からの信用がなくなります。これは、当たり前ですよね。約束を破れば、信用されなくなります。そして、人から信用されない人生は、想像以上に不幸です。僕は大学時代沢山の人間との約束を反故にし、素晴らしい友人になるかもしれなかった人との関係を最悪にしてきました。誰かとの約束を破る時、その人やその人の関係者全員との関係が終わるという覚悟を持ちましょう。
得られるはずだった能力が得られない。個人的には、これが一番気づきにくく、一番痛いと思います。大学生のレポートも、友人との約束も、仕事上のタスクも、入念な準備も、自分がやる事で得られる効果って小さいと思うんですよね。正直やらなくても何とかなるし、だからこそ諦められる。しかし、自分が何かを行う事で、「それをした後の自分」が残ります。そして経験は積み上がります。書いたレポート１０本に意味はなくても、１０本のレポートを書いた事には大きな意味があります。
やるべき事があった幸せに気づく
そうしていろいろなものを失った結果、やるべき事がなくなっていく事、そしてやるべき事のない人生の苦痛に気付きます。何かが出来る能力がなく、何かを任せて貰える信用がなく、そして何かをやる動機すらない。本当に苦しいですよ。どのくらい苦しいかとというと、tweetのDMに来るネットビジネスの勧誘に反応して、２０万の情報商材を買おうとするくらい苦しいです。やるべき事がある、それはとっても幸福な事です。
やらなくちゃいけない事なんてない。あるのはやった方がいい事だけ。
さて、ここまで読んでくださった皆さん。「だから、やるべき事を頑張ろう‼」とまとめるとお思いでしょうか。申し訳ありませんが、どうしても僕にはそれが出来ません。そもそも、やるべき事がいっぱいな事がしんどくて、だからこそ沢山のことを諦めたわけですよね。実際人生で、諦める事に救われる時は沢山あります。
だから僕は、これからもしんどいことは諦める事を推奨していきます。「絶対にやらなきゃいけない事なんて、世の中にはない。」これは事実だと思います。ただ、何かを諦める時、そのことで失う物を少しだけ想像してください。その恐怖を感じてみて、それでも今これをやる事はどうしても出来ないと思うなら、きれいさっぱり忘れましょう。
最後に
最終的に、何が伝えたいのか分からなくなりました。しかし、「やらなくちゃいけない事なんてない。あるのはやった方がいい事だけ。」これが今の感覚に一番しっくりきます。当たり前の事かもしれませんが、僕みたいに経験しなきゃ分からない人も沢山いると思います。これを、読んだ人が「頑張らなくてもいいんだな、頑張った方が良いんだな」と思ってくれたら幸いです。
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